生駒の石仏(旧館)

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瘡神社(くさじんじゃ)の石造遺物(三郷町勢野東5丁目)

   

大和川が大きく湾曲する北側に三郷町勢野東の住宅街が区画されています。街の中心部に広場があり、平成16年5月に建てられた瘡神社(くさじんじゃ)の鳥居が目につきます。


住宅街の中央にあり、憩いの広場となっているようです。

「くさがみさん」と親しまれる瘡神社

鳥居の横に立っていた説明書き(?)は、風雨に晒されて消失したのか読むことはできませんでした。

瘡神社鳥居(平成十六年五月吉日)
鳥居

鳥居で一礼して中に入ると正面に小さな祠があり、「瘡神社」と書かれていました。地元で「くさがみさん」と呼ばれ親しまれています。祠の周囲に敷き詰められた石で、患部を擦ると治癒すると伝えられているとのこと。

瘡神社(切妻造り瓦葺)・写真左
瘡神社
疱瘡などの皮膚病を防ぐ神様と考えられています。

ここでのお目当ては、境内の東側(上掲、写真右)にある覆堂に祀られている弥勒仏とされる石仏です。有名な一針薬師笠石仏の脇侍として、勢野西墓地の阿弥陀仏とともに祀られていたと考えられており、作風から同じ仏師(快慶)による線刻であるとされています。(鎌倉時代前期)

花崗岩の自然石に線刻された弥勒菩薩
弥勒仏

お堂は施錠されており、隙間からカメラをねじ込んでの撮影はとても困難で、肉眼では像容を確認するのもほぼ不可能です。(小石仏も数体祀られています)

広報さんごう5月号(裏表紙)
kohosango_601

三郷町広報誌の裏表紙に瘡神社がタイミングよく紹介されており、石仏を真正面から撮影した写真が掲載されていました。

高さ134cmの二重円光背蓮華座に立ち、像高83cmで、左手を肩まで上げ、右手を下げ、顔と身体を右斜めに向けています。
(広報さんごう5月号より引用)

現地では何時間見ていても上記のような像容を確認できませんでしたが、裏表紙の写真をじっーと見つめていると、弥勒さんのお姿が浮かび上がるような気がしました。

覆堂に掲げられた石仏のスケッチ
DSCF4511

瘡神社では毎年12月1日に祭礼が行われていますので、その時が撮影のチャンスかもしれませんね。(くれぐれも祭礼の邪魔にならないようにしましょう)

参考文献
広報さんごう5月号 No.601
発行:三郷町役場・総務部
http://www.town.sango.nara.jp/

[2015.09.19 撮影]

 - 信貴山 ,

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